カミツルギ - ポケモン対戦考察まとめWiki|百科事典

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カミツルギ

No.798 タイプ:くさ/はがね
特性:ビーストブースト(相手を倒す毎に自分の最も高い能力値が上昇する)
体重:0.1kg(けたぐり・くさむすびの威力20)
高速物理鋼HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
カミツルギ591811315931109570ビーストブースト
アイアント(はりきり)581891124848109(564)むしのしらせ?/はりきり?/なまけ?

ばつぐん(4倍)ほのお
ばつぐん(2倍)かくとう
いまひとつ(1/2)ノーマル/みず/でんき/エスパー/いわ/ドラゴン/はがね/フェアリー
いまひとつ(1/4)くさ
こうかなしどく

#fold(){{{
さかさバトル
|ばつぐん(4倍)|くさ|
|ばつぐん(2倍)|ノーマル/みず/でんき/エスパー/いわ/ドラゴン/はがね/フェアリー|
|こうかあり(等倍)|こおり/どく/じめん/ひこう/むし/ゴースト/あく|
|いまひとつ(1/2)|かくとう|
|いまひとつ(1/4)|ほのお|
|こうかなし(0倍)|---|
}}}


数少ない「くさ×はがね」複合タイプのウルトラビースト。
耐久型配分のナットレイとは異なり、181ものA種族値を誇る純然たる高火力アタッカー。
メガシンカや禁止伝説を含めても全ポケモン中3位という驚異的な値である。
単純比較はしがたいが、はりきりアイアントをそのまま種族値に起こしたような配分で、アイアントのように命中率の心配をしなくて済むのは大きい。
さらにウルトラビーストの特権としてビーストブーストによる抜き性能も備え、刺さるパーティには滅法刺さり全抜きも狙えるポケモン。
タイプの関係から相性のよい相方が多く、特にアローラダブル(WCSルール)におけるカプ・レヒレ・カミツルギ・ウインディの並びは有名。

ただし、高いA種族値の代償か、覚える技が全体的に低威力である。
一致技はリーフブレード・スマートホーン止まりであり、半減されやすい事もあって数値ほどの圧倒的な攻撃性能はない。
広く撃ち合いを任せるより、明確な役割対象を想定した上での運用が好ましいだろう。
また、低威力をカバーできるZワザとの相性は非常によく、ビーストブースト発動のサポートを兼ねることも可能である。

物理耐久はガブリアス程度とそれなりに硬く、優秀な耐性も相俟って物理アタッカーに対する一定の流し性能を確保している。
その一方で特殊耐久はパルシェン以下と極端な紙耐久。
半減であっても一致のメインウェポンで確2~乱1をとられてしまう具合であり、C200カプ・テテフのフィールド込みサイコキネシスクラスになると確1になってしまう。
Aは振り切らなくても充分な値を確保できるため、これらの攻撃を耐える程度までDに割く調整も一考。
なお4倍弱点となる炎技には極端に弱く、めざパ程度でもまず耐えられないため注意が必要。

ビーストブーストの効果は種族値の関係上、半自動的に攻撃上昇が決定づけられてしまっている。
しかし、性格おくびょう、A個体値21以下の無振り、S最速という特殊な調整を施すことで素早さアップさせることが可能。
現状カミツルギのSを上げる積み技がZ含めても皆無なので自力で110族以上に先手を取りたい時はこの状態で相手を倒すしかない。
PGL統計により、シングルではおくびょうの個体が5%程存在している。
もちろん、HS型より更に火力が落ちるため明確な仮想敵がいなければ本末転倒でしかない。
また、防御を上げることも可能だが、特防が低すぎて役割破壊されやすいので推奨できない。


最新世代の考察こちらに、前世代の考察こちらにあります。



技考察

物理技タイプ威力命中効果解説
リーフブレード90(135)100急所ランク+1タイプ一致技。クサZで威力175。
はっぱカッター55(82)95急所ランク+1タイプ一致技だが火力不足。
非接触且つ複数攻撃のため、ダブルで削り・トドメに。
スマートホーン70(105)必中タイプ一致技。必中のため、害悪にある程度強くでれる。
せいなるつるぎ90100対鋼。相手の回避率、B上昇を無視できる。
かわらわり75100壁破壊対鋼。威力は落ちるが壁構築に強くなる。
シザークロス80100対草。一致技と半減範囲が被る。
つじぎり70100急所ランク+1エスパー・ゴーストに抜群、鋼にも等倍。ギルガルドメタグロスに。
サイコカッター70100急所ランク+1対毒。フシギバナ等に。
つばめがえし60必中対虫。4倍ピンポイント。
ギガインパクト15090行動不可最高火力。急所ランク込みでも期待値はリーフブレードを上回る。
おんがえし102100等倍範囲は広い。一致技半減の炎にも通る。
ハサミギロチン-30一撃必殺どうしようもない相手に。不利対面突破からブースト発動で全抜きも。
ギガインパクトより威力は下がるがZワザとしても使用可能。
特殊技タイプ威力命中効果解説
しんくうは40100優先度+1唯一の先制技。タスキ潰しに。
変化技タイプ命中解説
こうごうせい-回復技。使う余裕はあまり無い。
つるぎのまい-攻撃を強化。積めれば超火力。
どくどく90交代読みで。
みがわり-状態異常対策に。

Zワザ考察

解説欄は無補正A振りでの火力目安。

Zワザ元にする技威力解説
ブルームシャインエクストラリーフブレード175(262)B特化カバルドンを確1。
ちょうぜつらせんれんげきスマートホーン140(210)H振りヌメルゴンを確1。
ぜんりょくむそうげきれつけんせいなるつるぎ175B特化ナットレイを超低乱1。
ぜったいほしょくかいてんざんシザークロス160H振りエーフィをリフレクター込みで確1。※つじぎりだと低乱1。
マキシマムサイブレイカーサイコカッター140H振りメガフシギバナを中乱1。
ブラックホールイクリプスつじぎり140H振りAガラガラを確1。
ファイナルダイブクラッシュつばめがえし120B特化マッシブーンを中乱1。
ウルトラダッシュアタックギガインパクト200無振りメガリザードンXを低乱1。無振りメガリザードンY、4振り霊獣ボルトロスを確1。
ハサミギロチン180ギガインパクトと比べZワザおよび死に際の一発以外にも手を残せる。
A振りの場合メガリザードンY、霊獣ボルトロスは依然確1を取れるが、耐久に回した場合は威力低下が響く(無振りでそれぞれ中乱数1、高乱数1)

型考察

物理受け型

特性:ビーストブースト
性格:わんぱく/ずぶとい
努力値:HB252 or HBDS調整
持ち物:ゴツゴツメット/オボンのみ/ラムのみ/オッカのみ/ノーマルZ
確定技:こうごうせい
選択技:リーフブレード/スマートホーン/せいなるつるぎ/はたきおとす/シザークロス/つばめがえし/ハサミギロチン/どくどく/つるぎのまい/みがわり

通常カミツルギとは別のポケモンと言っていいほどの異性能になる耐久振り型。
高A種族値とハサミギロチンによって耐久型にしては非常に高い攻撃性能と草鋼の良耐性によって物理受けとして十分に有能。
Sも高水準であるため、仮想敵に応じてS調整すると使い勝手が増す。

Dに少し振り分けることで無振りドヒドイデのねっとうをみがわりが耐えるようになるため、ギロチンで無理矢理突破してAブーストすることも可能。
ノーマルZはハサミギロチン採用時用であるが、Zを持たせることで不一致はたきおとすのダメージが減り、
これまたみがわりが耐えるようになるため意外と有効。

通常カミツルギと違い、ナットレイドヒドイデをからめたサイクル軸に対してギロチンからのAブーストギロチンZ等で無理矢理サイクルを崩壊させたり、
接触技メインの相手にゴツメ+上からのこうごうせいによる高速回復での削りから突破したりと、
上記の通り通常カミツルギとは完全に運用法と役割対象が異なる。

Bブーストについて
まずAは無補正無振り逆Vで186。Bは無補正だと全振りでも183なので届かない。つまりA下降補正かB上昇補正が必要。
A下降補正をかけた場合、AはVでも180となる。よってA<Bとなり条件を満たす。
B上昇補正をかけた場合、AとBが共にVならばA=B=201となる。が、この場合Aが優先して上がるので不可。A個体値を29以下にすればA<Bとなり条件を満たす。
とS程では無いが面倒。

ダブルで確定急所型

特性:ビーストブースト
性格:いじっぱりorようき(つまりいつもの物理型、特攻↓)
努力値:AS252 H4
持ち物:きあいのタスキとか
確定技:とぎすます/しんくうはorりんしょう/残り2枠に物理技

いかりのツボの発動要員に「デリバードのこおりのいぶき」とかもう昨今じゃバレまくりなので、まさかのカミツルギにいかりのツボを発動させてもらいます。
用意するのは、「とぎすます」。
性質上2ターンかかっちゃうので、1ターン目は誰かこの指とまれやワイドガードでもしてカミツルギを守り、2ターン目に相方をいかりのツボ持ちに交代させます。
この時、しんくうはだとケンタロスワルビアルが弱点で少々痛い代わりに優先度+1なので不意の事故には強いです(オコリザルなら弱点ではないので気にせず済みます)
りんしょうならば前者2体にもリーズナブルなダメージで発動させることができます。
どちらもC59でタイプ不一致ということで、デリバードのC65一致こおりのいぶきよりも威力が落ちるので、本当にカミツルギさんは優しい子だと分かります。
ここまでやり終えたら後は通常運転に戻って一緒に暴れまくりましょう、範囲の狭さなんて知らない。


対カミツルギ

  • 注意すべき点
    半減こそ多いが無効化されない優秀な技範囲から放つ超火力のZワザ、S109という絶妙な素早さと高い物理耐久。
    通常技の火力こそ控えめだが、その分命中率の高い技が多いため、有利な相手に確実に役割を遂行しにくる。
    主力技のスマートホーンは必中の鋼技なので特にピクシーにハメを許さない。
    トップメタであるカプ・テテフを筆頭に中速以下の多いフェアリーや、水/地面にとってもかなりの難敵。
    腐ってもA181なため上からZワザで叩かれると受けきれないポケモンが多い。
    つるぎのまいを積まれたりビーストブーストが発動したりすると手が付けられなくなる。
    きあいのタスキやこだわりスカーフ持ちも相当数いるので時には熾烈な読み合いを強いられる事も。
    耐性の多さを活かしとつげきチョッキを持たせた耐久調整なども存在するので単純な高速物理と侮ると痛い目を見る。
  • 対策方法
    炎タイプに弱い。炎技で4倍弱点を突け、カミツルギ側はじしんやストーンエッジなど炎への有効打を覚えない。
    防御は高めだが特防は低く、特殊技なら一致等倍やめざパでも致命傷を与えられる。
    素早さを上げる積み技も無いので、S110以上のポケモンで上から叩くかスカーフ等も有効。
    逆に言えばこれらの有利対面を作れるポケモンを抑えられてしまうと途端に対策難易度が跳ね上がる。相手のパーティ単位で対策する事が重要。
    ガブリアスカプ・コケコマンムーポリゴン2など相性のよい相方が多いため、半端な対策では役割集中で突破されかねない。
    単に弱点を突くだけでなく、タイプ相性上基本的に優位に立てるボーマンダテッカグヤでこちらも圧力をかけていきたい所。

    もっとも効率的な対策方法として、かつてのハッサム対策のように起点にされそうなポケモン(圧倒的不利な単草タイプなど)にめざめるパワー炎などを仕込むのも有用。
    特殊耐久が乏しいわりにきあいのタスキはPGL統計(2017年5月現在)では所持率10%程度であり、各種Zクリスタルや威力強化アイテムを持つことも多い。
    耐久調整やきあいのタスキ持ちでも大ダメージを与えられ、調整がない・他のアイテムを持ってる場合はそのまま倒すことができる。
    なお、一般的なASカミツルギをめざパ炎で確1するのに必要なC実数値は74でよく、これは無補正無振りピッピのC実数値80よりも少ない。
    対策として採用するなら概ねほとんどのポケモンが条件を満たせる。

覚える技

レベルアップ

SM威力命中タイプ分類PP備考
1せいなるつるぎ90100かくとう物理15
1きりばらい--ひこう変化15
1しんくうは40100かくとう特殊30
1エアカッター6095ひこう特殊25
1れんぞくぎり4095むし物理20
1いあいぎり5095ノーマル物理30
7みねうち40100ノーマル物理40
13はっぱカッター5595くさ物理25
19こうごうせい--くさ変化5
23つばめがえし60-ひこう物理20
29とぎすます--ノーマル変化30
31つじぎり70100あく物理15
37つるぎのまい--ノーマル変化20
43リーフブレード90100くさ物理15
47シザークロス80100むし物理15
53みきり--かくとう変化5
59エアスラッシュ7595ひこう特殊15
67サイコカッター70100エスパー物理20
73ハサミギロチン-30ノーマル物理5

技マシン

No.威力命中タイプ分類PP備考
技04めいそう--エスパー変化20
技06どくどく-90どく変化10
技10めざめるパワー60100ノーマル特殊15
技17まもる--ノーマル変化10
技21やつあたり-100ノーマル物理20
技27おんがえし-100ノーマル物理20
技31かわらわり75100かくとう物理15
技32かげぶんしん--ノーマル変化15
技40つばめがえし60-ひこう物理20
技44ねむる--エスパー変化10
技48りんしょう60100ノーマル特殊15
技54みねうち40100ノーマル物理40
技67スマートホーン70-はがね物理10
技68ギガインパクト15090ノーマル物理5
技75つるぎのまい--ノーマル変化20
技81シザークロス80100むし物理15
技87いばる-85ノーマル変化15
技88ねごと--ノーマル変化10
技90みがわり--ノーマル変化10
技100ないしょばなし--ノーマル変化20

遺伝

タマゴグループタマゴ未発見
性別性別不明

外部リンク